書評 伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりました | うだひろえ

とろあ( @tohroa )です。うだひろえさんの著書伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりましたを読みました。

「ダメ旦那」が主人公かと思いきや、「奥さん」が主役

この本はタイトル内容から「ダメ旦那」と感じている本人が読む本かと思っていましたが、「ダメ旦那」と一緒に暮らしている奥さんに向けて書かれた本でした。

もし家庭環境がうまくいっていない方がいれば、読んでみることをお勧めします。

旦那が読んでも意味が無いの?

旦那さんが読んで得られるものが無いのかというと、そんなことはありません。

自分の行動と照らし合わせて読んでみると、「自分にもこういう一面があるかも」と気付けるところがあると思うので、気付いたところは改善できるでしょう。

ちなみにもし…この本に出てくる旦那さんの行動と大半が当てはまるようであれば、すぐに自身の行動、考え方を改めるべきです。

「伝えるチカラ」がこの本のテーマ

この本のキーワードは、伝えるチカラです。

舞台は奥さんも旦那さんも一生懸命働く家庭。
お互いの仕事も疲労が重なり…うまく回らなくなって、意見がぶつかって→爆発と、簡単に書くとこんな流れの内容になっています。

そんな状況から脱却するため、考え方と行動の試行錯誤を繰り返して、奥さんが伝えるチカラを身につけて家庭改善を果たします。

伝えるチカラでは、どうやって自分の気持ちを、相手の気持ちを害さないように伝えるのかが重要なポイントになっています。

ただ「やっといて」でもなく、怒鳴りながら伝えるのももちろんNG。相手の気持ちを考えて、素直に受け入れてくれる方法で伝えるのです。

この時、相手の悪いところは忘れた方がいいと思います。
「なんで彼(彼女)のために、そこまで考えて話をしないといけないんだ!」と思われる方もいるでしょう。

その気持ちはよく理解できるのですが、考えてみてください。そう言っていて何か改善されるでしょうか?

一つの考え方として、相手の考え方は簡単には変えられないけど、自分の考え方は変えられるのです。

そして、相手への伝え方を変えて、関係が改善されると、相手の行動も変わってくると考えています。

本の内容は家庭…奥さんと旦那さんの間でのコミュニケーションにフォーカスした内容ですが、伝えるチカラは他のいろんな場所で活かせるスキルだと思います。

うだひろえさんのハードな人生が綴られていました

ちょっと話が逸れてしまいますが、本の内容は大変過酷です。
本当にこんな事実があるのかと思うほどに。

いままでうだひろえさんの著書を何冊か読みましたが、まさか旦那さんがこのような行動を取られているとは露ほども考えていなかったので、衝撃が走るほどの内容でした。

実はぼくの家族は問題無いだけで、世の家族は結構多くの問題を抱えているのかも知れませんが…それにしても「ヒドい!」と感じてしまう旦那さんの行動でした。

詳細は実際の本で確認して頂ければと思いますが、もはや書ききれないほどの旦那さんの悪行!!
著者自身、すごく苦労したんだろうなと思わずにはいられません。

ちなみにちょっとネタバレに繋がってしまうかも知れませんが、内容が進むにつれて旦那さんの行動は改善されていくので安心してください。
(改善されていなかったら、いまこの本は世に出ていないかな)

コメント