書評 社内プレゼンの資料作成術 | 前田鎌利

とろあ( @tohroa )です。前田鎌利さんの著書社内プレゼンの資料作成術を読みました。

急遽、社内で重要なプレゼンをすることになったので…

社内プレゼンの資料作成術を読もうと思ったきっかけとして、急遽社内で重要なプレゼンをやらなければならない状況となったためでした。

あまりプレゼンの経験が無く、藁にもすがる気持ちで一気に読み込んでみました。

決裁者にOKを貰うことを意識したプレゼン資料作りをしよう

本のタイトルに、わざわざ社内プレゼンという言葉が盛り込まれており、まさに今の自分が必要とするタイトルだ!と思って購入したのがこの本でした。

内容は思惑通り社内プレゼンに特化しており、簡単にまとめると社内の決裁者に向けて企画・提案プレゼンのための資料作成を行う方法が示されていました。

…まさにいま、ぼくがプレゼンしようとしている内容そのもの。

前田鎌利さんは、過去にソフトバンクに勤めており、孫正義社長を相手にプレゼンを行い、何度も提案と承認を頂いた方ということです。

相手にわかりやすく、簡潔且つ納得出来る内容でプレゼンの資料を作成する方法を、具体的に示してくれています。

一部簡単にご紹介させて頂くと…

  • プレゼンは「ワンテーマ」に絞る
  • 社内プレゼンで絶対に押さえるべき「3つのポイント」
  • キーメッセージはスライド中央より「やや上」に置く
  • 「ワンスライド=ワングラフ」の鉄則
  • グラフは「左」、メッセージは「右」
  • 決裁者の理解を助ける「写真」だけ使用する
  • 「想定FAQ」でアペンディックスを整える

などなど、見出しからピックアップしていますが、一つ一つのテクニックを「どうしてそうすることが良いのか」と合わせて伝えてくれています。

テクニックと言っても難しいものでは無く、逆に社内プレゼンの資料は要件だけをシンプルにという大前提のもとまとめられているので、資料自体の作成はぼくがいままで行っていた資料作成より楽になりそうとすら感じました。

重要なのはアペンディックス

プレゼン資料の本編自体は簡潔に作成します。

しかし、重要なポイントとして、アペンディックスの充実が挙げられています。

アペンディックスとは付録のこと。
プレゼンとしての説明は行いませんが、資料作成のベースにした情報や根拠など、本編の補足情報としてつけておくものです。

プレゼンで最も伝えたいテーマだけを確実に伝えますが、背景・調査内容・根拠・見通しなどの情報は付録として載せておくということなのですが…

実はここが一番大変。

事前調査や関係部門との調整・確認など、しっかりした前提を整えて資料作成をしなければならないということになるので、ここが一番のポイントでもあるのです。

もちろん当然のことではあるのですが、逆のここを押さえれば当然中身のある資料作成が行えて、自信を持ってプレゼンを行うことにも繋がりますよね。

ぼくもプレゼンを作る上で、まずは事前調査からしっかり行って、資料は簡潔に作成してみようと思いました。

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余談。本に頼ろうとすぐ思うようになったなと感じ

話が逸れますが、経験の無い(少ない)ことに挑もうとするときに、本を頼ろうと思うようになったのは、少し前に読んだ樺沢紫苑さんの読んだら忘れない読書術の内容に影響を受けているなと思います。

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